国際教養学部 2012  <英語> T (1) 1.B  2.B  3.D  4.E  5.C  6.E (2) a. E b. C c. F d. J e. A f. H U (1) B (2) 1. F 2. T 3. F 4. F 5. T 6. F 7.T V 人間の集中力の方向性を確認するためDaniel Simonsは,バスケットボールを互いにパスしているビデオを被験者に見せ, その回数を数えさせるという実験をした。その途中でゴリラのコスチュームを来た人がパスしている人の中を通ったのだが, 半数の被験者がそれに気がつかなかった。その後Seegmillerは197人の大学生を対象に同じ趣旨の実験を行った。 やさしい数学の問題を解きながら,同時に問題の最後に打たれた文字を記憶するという実験だった。 その後彼らは,Danial Simonsの実験と同じような実験に参加した。 その結果全体の60%近くの学生がゴリラのコスチュームを着た人に気がついたが, 計算テストと文字の暗記で高得点を獲得した学生の67%が気がついたのに対して, 高得点を取れなかった学生の場合,36%しか気がつかなかったという結果が出た。 単に二つの種類の出来事の記憶が可能か否かを確認するというSimonsの実験に対してSeegmillerの実験は単純な文字記憶と, 異なった種類の行為の記録との関連を調べるという二重の構造を持つ。 結果として一度に二つの方向に集中力を向けにくい人は,単純な文字記憶であっても行為の記憶であっても 同様の傾向をもつということが,実験の範囲内では証明されたことになる。 W In 2050, the generation will be completely shifted and the social structure will have changed so drastically that smaller number of people will have to support the nation-wide pension system. As for the necessary stability of the Japanese society required to sustain international and intra-national peace, the Japanese government should respond to this urgent need, “Smaller income, Bigger outcome” in the near future. ○コメント 出題内容もレベルも例年と変わらない。 Tのthe icemanの問題は内容的にも平易なものなので読みやすかったと思われる。 数年前にかなり話題になった事柄なので,内容を知っていた人もいるかもしれない。 Uは典型的な『言語と文化』に関しての英文で,人間の言葉と,それを可能にする外界認識作用との 関係を扱ったもの。最近は出題頻度が若干下がり気味とは言え,『言語論』は入試頻出トピックであるので 国際教養学部を狙う人であれば一応のところまでは抑えておきたい。 「サピア・ウォーフ仮説」などは知っていてよいだろう。 Vのまとめは実験の内容とそれが何を証明するために行われたかを明確にすればよい。 解答例ではかなり詳しく書いたがもっと短く端的に説明することも可能だろう。 Wの英作文は,日ごろの出来事を英語で書く訓練をしておけばそれほど難度の高いものではない。 抽象論になることを避け,できるだけ具体的に記述するのがコツである。 <国語> (一)問一1 オ 2 ウ  問二 オ  問三 ウ  問四 b エ c イ d イ  問五 オ  問六 ウ オ (二)問七1 ア 2 イ 3 オ 問八 A ア B エ C ア D イ E エ F オ 問九 エ 問十 ア 問十一 ア  問十二 イ  問十三 ウ 問十四 イ (三)問十五 オ 問十六 @ 問十七 ウ 問十八 C ウ E イ 問十九 オ 問二十 ウ 問二十一 イ (コメント) (一)(二)は随筆・評論で標準的出題文。ことに、(二)はこの学部らしい翻訳論で近年の刊。(三)は鴨長明の和歌を含んだ説話が用いられた。 (一)は平明な随筆だが、近代古典だから細かい注意力――例えば問三・四・六など――がカギになろう。 (二)やや長文だが受験生には比較的解きやすいテーマだったと思われるが、後半四問で慎重に攻められたかどうかがカギだろう。 (三)文法・敬語法・和歌がキーポイントで、易しそうでミスの出やすい問題。 ○コメント 全体に難問ではないが、時間配分がカギ。(二)(三)でどこまで確実に解けたか、いわば精確な学力が試されているケースといえそうだ。